切除不能・再発胃癌に対するS-1+分割毎週CDDP併用療法の多施設共同第U相臨床試験(SPACE試験)




シェーマ





目的


切除不能・再発胃癌に対するS-1+分割毎週CDDP療法(SWP)の有用性を推定し、第III相臨床試験実施の可否を判断するため、標準的なS-1+CDDP療法(SP)を参照治療群とした第II相臨床試験を実施する。



エンドポイント


Primary endpoint	1年生存率
Secondary endpoints	奏効割合、有害事象発生割合、無増悪生存期間、全生存期間、
                        非入院生存期間、治療成功期間



対象


1)病理組織学的に胃癌であることが確認された症例

2)手術不能または再発胃癌の症例

3)登録前28日以内に測定または評価可能病変を有する症例(CY(+)のみは除く)

4)前治療(放射線療法、化学療法、ホルモン療法等)が実施されていない症例 ※ただし、術前化学療法あるいは術後補助化学療法終了後24週以上経過した症例は登録可とするが S-1、CDDPが投与されていた症例は除く

5)Performance status:0、1(ECOG scale)の症例

6)年齢が登録時に20歳以上、75歳以下の症例

7)明らかな腹膜転移の所見がない症例 ※臨床的に腸閉塞・亜腸閉塞の所見を認めない ※中等度以上(骨盤腔をこえる)の腹水を有さない ※注腸を実施した場合、明らかな腸管の狭窄を有さない

8)経口摂取が可能な症例

9)主要臓器に高度な障害がなく、下記の規準が満たされている症例 ・白血球数 :3,000/mm3以上、12,000/mm3未満 ・好中球数 :2,000/mm3以上 ・ヘモグロビン:8.0 g/dl以上 ・血小板数 :100,000/mm3以上 ・総ビリルビン:1.5 mg/dl以下 ・AST、ALT :施設正常範囲の上限値の2倍以下 (ただし、肝転移による肝機能異常が疑われる場合は、上限値の5倍以下) ・クレアチニン :施設正常上限値 ・クレアチニンクリアランス :60ml/min以上 【Cockcroft-Gault式の推定値】 男性Ccr = 体重×(140-年齢)/(72×クレアチニン) 女性Ccr = 体重×(140-年齢)/(72×クレアチニン)×0.85

10)試験参加について患者本人から文書で同意が得られている症例




治療方法


A群(試験治療): S-1+分割毎週CDDP療法(SWP)
  S-1は80mg/m2/day、分2経口投与(朝夕食後)にて2週間投与し、1週間休薬する。
   CDDPは20mg/m2/day、day1,8に点滴静注する。3週を1クールとしてくり返す。

   


B群(参照治療):S-1+CDDP療法(SP)
  S-1は80mg/m2/day、分2経口投与(朝夕食後)にて3週間投与し、2週間休薬する。
   CDDPは60mg/m2/day、day8に点滴静注する。5週を1クールとしてくり返す。

   
   



予定症例数と試験期間


目標症例数 :	片群35例、併せて70例
試験期間  : 	2008年10月〜2011年10月(登録期間2年、観察期間1年)



問い合わせ先


森脇 俊和(もりわき としかず) 筑波大学大学院臨床医学系 消化器内科
TEL: 029-853-3218、FAX:029-853-3218
E-mail: tmoriwak@md.tsukuba.ac.jp